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内蔵音源再生環境の整備

執筆者の写真: ガ

更新日:2019年4月20日

MP3やFLACといった今時の音声データは今のPCに扱わせれば良いのですが、FMPやMDX、SMF(*.MID)やRCPあたりは98でも余裕で再生できますし、なにせエミュではない本物の音源チップで鳴らせますのでこれらの再生制御を98にやらせてミュージックボックス化させようと思います。

まぁMDXだとちょっと違うんですけど細かいことは気にしない。


その最初としてまずは内蔵音源環境の整備を行いました。


PC-9821Cxはいわゆる「CanBe音源」という、PC-98x1で事実上標準だったPC-9801-86、通称86音源ボードと互換と言われながら実際にはPCM部分で互換の無い音源を搭載しております。

FM音源部分も86音源がYM2608Bなのに対し、YMF288-Mという互換製品で、一部機能の削減やクロック分周が異なっていたり、音を実際に聞こえるようにさせるのに使うDAコンバータも YM3016 (専用)から汎用16bitDACとなり、一部チップからアナログ出力されていたものもデジタル出力となりました。

が、X68000やX1turboZ系におけるYM2151みたいに同じパラメタ同じ音階なのにアーケードゲームやシンセとキー1つ違うなんてことはありませんのでFM/SSG/リズム音源の発声だけに関して言えば殆ど気にする必要はないでしょう。

1993年までに出たゲームでしたらその違いはほぼ無いに等しいでしょうしゲームで「音楽」の再生がきちんとできるかどうかというレベルなら無視できます。

ゲームアーツという変態技術大好きな会社のゲームはとりあえず置いておいて。


が、問題はそれ以降に発売されたゲームや98末期の音楽データの再生。

とりあえずMDXは元がX68000用ですし多少おかしくても98だから仕方ないと割り切れるのですが、FMPでADPCM(86音源ボードを改造してADPCMに対応させた物向け)をエミュレートしているものについてはどうにも頂けない音しか出ません。

なんとか色々手を尽くしてFMPでもCanBe音源のPCMを使えるようにはしましたが、同じ曲内の同じPCMデータパック(PVI)を使っているのに音によってバランスがまちまちでイマイチ安定しません。

スネアの音が小さい(これはFMとのバランス的に問題ないと聞いてて思われる)のにオープンハイハットの音がやけにでかいとか、明らかに製作者の意図とは異なると分かるレベルのおかしさです。

ざっと調べたところ、そのドライバ自体はこの先の新バージョンが無いことを知りました。


そこで諦めて音源ボードの追加投入ですが、候補は3つ。

(1)純正86音源

(2)改造版86音源(ADPCM用メモリ搭載。いわゆるちび音)

(3)サードパーティ製86互換音源


(2)がベストですが入手困難です。

次に(1)か(3)ですが、(3)には音質は(1)より良くWindowsでも問題なく使えるという物が存在することを知り、(3)の入手に心血を注ぐことにしました。

それでだめなら(1)で。(1)ならヤフオクやメルカリ覗けば値段を無視すればいつでも転がっていますし業者サイトでも常時存在しています。


その凄そうな(3)とは、QVision製Wave Starです。

CanBeと同じ音源構成+86と同じPCMを搭載し、DOSでは86、WindowsではCanBe(WSS)PCMを使ってくれるそうです。まぁWindows使わないんですけどね。


という訳でさっそくヤフオク漁りですが、期限を2週間と区切ってた割にあっさり出てきました。思い立ってから3日で発見、10日後には手元にあるというスピード入手。

本家86よりも高くついたのですが予算内(上限2万)でしたし、オクでのヒートアップもそれなりでしたので私が死ぬ頃売ればそれなりの金額間違いなしです(笑)

残念なのはROMのバージョンが最新ではないことですが、その最新の1つ手前の物で各種不具合が解消されたVerのようですのであまり気にしないことにします。

コンデンサの状態も悪くないようですし、金属パーツ部も綺麗です。

さて、折角新しい音源ボードを入手したのですからまずは試します。

[HELP]キーを押しながら本体を起動し、ディップスイッチで「サウンド機能OFF」にします。

そして起動し、FMP+PPZ8を実行させると、86音源として認識されました。

先ほどバランスがおかしいと思った曲も至って普通に聞きやすくなっておりました。

ただやはり1つだけ不満が・・・。音声出力がボード上のアンプを通っているんですね。

マシンの筐体内部のアンプは出来る限り使わない主義ですのでノイジーな感じは受けなかったもののなんとなく残念でした。気分の問題です。

ちなみにメガドライブ(初期)はステレオだと本体内蔵アンプを通す必要があり、かなりひどい音質でした。X68000も表(ヘッドフォン)と裏(Lin Out)では随分違いました。

ヘッドフォンだと描画を書き換える都度ノイズ乗ってました。


音源を置き換えただけではあまり面白くないので本体内蔵CanBe音源との同居を考えていますが、今のところ想定通りの挙動にはなっておりません。


<理想>

FM+SSGはCanBeとWaveStar、PCMはWaveStar

<現実>

FMはWaveStar、SSGとPCMがCanBe


CanBeのLineOut→WaveStarのLineIn→AVアンプ という接続で音をミックスして鳴らしているのですが、CanBe側の音がイマイチで音量も小さいので、2つの音源は別途外部でミックスすることにしました。


こちらについては外部音源編にて。



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