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外装部分の漂白(2/23~3/21)

更新日:2019年4月28日

折角ですし見た目も綺麗にしておきたいところです。

残念ながら作業前の状態が分かる画像が乏しくどのくらい白くなったかはっきりとお見せできず申し訳ありません。


まずはセットアップに支障の無い部分から漂白です。


・フロントパネル

・天板


フロントパネルはABS樹脂製で、ガッチリ黄ばんでいます。古いPCにありがちなボロさを醸し出してます。

作業直前の画像を用意していなかったので、偶然残ってた他の記事に掲載した写真の抜粋です。約2年前の状態ですが、それでもここまで薄汚れた感があります。

ところどころひっかき傷に汚れが乗ってるのも見えると思います。

天板は画像が無いのですが、モニタを置いていた跡と思われるかなりくっきりした円形の日焼け跡がありました。


まずは本体から取り外します。

フロントパネルのFDD部分はその部分だけ取り外せます。

天板の上にある4本のネジは天板を取り外すことだけが目的なら別に外さなくても問題のないネジなのですが、今回の漂白で付けたままにすると錆びる原因となりますので外します。


その後マジックリンを全体に湿布して漬けたあと、スポンジでこすり一緒にシャワーを浴びて親交を深めながらマジックリンを落とします。

濯ぎ濯ぎ終わったらテキトーな大きさに刻んだ激落ちくんスーパーで全体を軽く磨き、ひっかき傷跡とその周辺を念入りにこすります。


これで汚れだけは落ちますが黄ばみは抜けません。


そこでワイドハイターEXパワーです。

更なるパワーアップも目指してオキシドールも購入。ワイドハイターEXパワー単体だけでは目的となる成分と比べて余計なもの(研磨剤とか)が結構多く入っていますので必要な過酸化水素分の強化を図ります。

刷毛は天板で使います。

実際はこんなボトル入りではなく「詰め替え用」を使いました。

イオンとコーナンの特売で148円でした。


紫外線と過酸化水素水の化学反応で劣化による変色をある程度元通りにしてあげる訳です。


まずはフロントパネル部分を透明なポリ袋に入れて、ワイドハイターEXパワーを丸々一本と水を注ぎこみます。

がここで問題発生。研磨剤が入っているのでかなり泡立ち、ポリ袋からうまく空気が抜けません。

更にポリ袋を持ち上げると袋が横に膨らみ、パネル全体がうまく浸りません。

うまく収める容器が見当たらないため、液体の量そのものをかなり減らし、とりあえずは蒸散しないように袋を閉じます(実はさっさと蒸散させる方が効果が出やすいのですが)。


天板は外側だけが塗装された鉄板ですので塗装部分以外が液体に触れないようにしないと簡単に錆びてしまいます。

また、これを入れる容器なんていうのもそうそう無いため、こちらは面倒ですが1~2時間に1回、刷毛で全体に液体を湿布します。


しかしながら作業開始日からいきなり雨降りです。

刷毛塗り作業は平日はできないのでとりあえずフロントパネルだけ漬け込んで放置しました。


最初の1週間、晴れた日が2日しかなく、他は曇ってるもしくは雨でただでさえ少ない紫外線量の2月でこれでは全然進みません。

週間天気予報を見ると次の週も好天はあまり期待できませんが、とりあえずは予定どおり次の土曜日にキーボードの方も着手を始めます。

うわきったね~。

実はPC-9821Cxのキーボードではなく、PC-9801DSのキーボードです。

ほんの一時期使っていたBX2にはキーボードが無く、後で拾ったDSからキーボードだけ拝借していました。

一部キートップがないのは撮影前にいくつか外していたせいで、ちゃんとあります(笑)


こちらは驚嘆するほど黄ばんではいないのですが、汚れで変なテカりも出てますしついでなので洗浄&漂白しちゃいます。

昔かなり格安で入手した気がするサンワサプライ製です。時折アホみたいな値段(8000円~10000円)でデッドストック品が売られていますが、USBマウスを98で使うためのアダプタ(店頭販売で2000円ちょい。直販で1600円+送料)で売られていることがありますので、実用上どうしても必要でしたら制作されてるされてるサークルのサイトを定期的にチェックされると良いでしょう。

アダプタ利用する際は家電量販店のワゴンに入っている500円~700円のマウスで十分です。高機能多ボタンマウスは機能しません。ホイールも機能しませんので、できればホイールすらついていないマウスを選びましょう。

自分で検証していない話でアレですが、噂では無線マウスも使えるとか。


洗浄はフロントパネル同様、マジックリンに軽く浸した後水洗いし、激落ちくんで磨きます。

文字部分を磨くのは抵抗があるかもしれませんが気にせず磨いてください。

そう簡単に落ちません。


ところどころキーに黒い何かが付着しています(中央やや左の5(%)キーや下のNFERなど)。

マジックリンで落ちず爪でひっかいても落ちなかったので傷が深すぎて表面が欠けたのかと思ってとりあえずそのままワイドハイターEXパワー液に漬け込んでいましたが、あとで激落ちくんで磨いたら落ちました。

漬け込む液体は限界まで少なくしてください。あまり多い(=深い)と紫外線を通さず効果が鈍ります。ペットボトルですら90%遮ります。


さて、この日はスカっと晴れたのですが、翌日からは雨が続くので必殺技を使います。


蛍光管タイプのブラックライトです。

本当は電球型が欲しかったのですが入手困難です。

他にもLEDタイプもあるのですが、LEDは見た目の光こそ強いのですが今回の漂白で使える紫外線(310~340nm)とは波長が大きく異なり効果がありません。

蛍光管タイプのものは波長ピークが350nmで下限が300nmですので若干上振りですがなんとか使えそうです。

これで雨だろうが夜中だろうがUV照射しまくりですが、蛍光管のブラックライトは距離減衰が激しく、40cmも離れるとこれまた90%近くカットされ、液体による吸収分もあるのでかなり長時間の照射が必要です。


漬け込むための器ですが、1つは購入しました。台所用のアクリル製洗い物桶。

2000円近くしました。

もう1つは冷蔵庫のチルドルームです。

カラだったので使いました。


底にアルミホイルを敷いていますが、真っ白なアクリルパネルの方が効果あります。


キーボードのフレーム部分は汚れこそひどかったのですが、黄ばみはそれほどでもありませんでしたので早々に漬け込みを終わらせ、まともに日光浴できなかったフロントパネルを漬け込みます。


天板もまたとない漂白チャンスですので予定通り日中は1~2時間ごとに刷毛で液体を塗り付けます。

天板についてはABS樹脂のフロントパネルやキーボードと異なり根も浅いので1日かければ十分な効果が得られます。

漂白後の天板です。目を凝らしてじっと見ていると若干楕円形の境界が見える気がしますがどこまでが元々から白かったかははっきりと見えないレベルになりました。


スペースキーの黄ばみはどうにもとれませんでしたが概ね満足です。


CD-ROMのトレイのフロントパネルも取り外して洗浄&漂白しています。

トレイそのものも埃を吸着して黒ずんでいたので台所用洗剤でさっと洗いました(トレイは全く黄ばんでいなかったので漂白せず)。

特に意味なく内蔵スピーカーの固定器具も漬けました。


こちらはフロントパネル。

厚手の樹脂はあまり色落ちがよくないようですがまぁこのくらいで勘弁しましょう。

FDDのEjectボタンは素材が違うのでしょうか。

全く色変化がありませんでした。


元々日光が弱い季節だったことに加え晴れた日が少なく、晴れたら晴れたで風が強すぎてまともに日光浴できなかったため思った以上に時間がかかりました。

漂白待ちで作業が停滞しても困るので、その間エミュを使ってセットアップしたり、キーキャップ無しで実機操作とかしておりました。

[ESC]や[CTRL]の位置がPC/AT互換機の109/106キーと異なるのと、ファンクションキーの区切り位置が違う(PC/AT→4キーずつ*3、98→5キーずつ*2)ので頻繁に押し間違いするのでちょっと面倒でも漂白終わるまではエミュで我慢しました。


実はこの作業中、セットアップもほぼ終わってしまい他にすることが無くなってしまったので更に分解し、徹底的に清掃しました。


電源やCバスベイのみならず主基板も取り外しました。

そして邪魔なモデムもこの時に取り外し、リアパネルも思いっきり磨きました。

そして金属面が露出している金属部品はネジも含めてクエン酸洗浄。

ステンレスと異なりキラキラにならない、むしろ黒ずむのですが普通のサビ(酸素との結合)とは違う酸化被膜が出来るので若干赤サビに強くなります。ただし漬け込み過ぎるとモロくなってしまうのでさっとスポンジでこすってさっさと乾かしてください。


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