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清掃後の動作確認(2019/2/18)

更新日:2019年4月14日

内部清掃が一通り終わり、CFも正常動作しそうだということで、動作確認の意味も含め、MS-DOSのインストールを開始しました。

まともに読めなかったFDDが清掃だけでなんとかなれば良いのですが。


1.BIOS設定の変更


OSインストール前にBIOSの設定を。

HELPキーを押下しながら電源ON(またはリセットボタン)で即座に呼び出されます。

システムセットアップメニュー。HELPキーを押しながら電源orリセットボタン。

多分使わないけど気分的にROM-BASICは「使用する」に。

起動モードを「テキスト起動モード」に変更しました。

「テキスト起動モード」こそ、私の知っている98の起動です。

ピポッと鳴り、640KB+????KBとメモリカウントするアレ。

実はこれにしないとOSのインストールがまともに出来ません(Windowsが上がるまでROMの起動画面が消えない)。


再起動後のメモリカウント(電源投入後2回目以降の起動時はかなり高速にカウントします)MS-DOSインストールディスクをFDDに挿入。


2.MS-DOSのインストール ~ 全ドライブの動作確認

キタキタキタ~。

とりあえず埃が読み取り阻害要因だったようで何よりです。

前日にFDDの相場も調べていたのですが、業者サイトで一基15k円也。

2ドライブ搭載機ですので2ドライブとも壊れていたらこれだけで3万円が吹っ飛び、下手したら整備済み中古買った方が安かっただなんて羽目に陥るところです。

FDD1から512MBのCFに、FDD2から1GBのCFにインストールし、FDDは2基とも無事であることを確認。

そしてネット上でどちらか分からなかったHDDのサイズ制限が少なくとも540MBではないことも確認。

ついでにCD-ROMドライブに「ネットワーカーズ 自選作品集2」を挿入し、CD-ROM内のMJL(マルチフォーマット・アクセラレータ対応画像ローダー)からCD-ROM内の作品を「*.*」で一通り見られることも確認。


3.バックアップ

DD for Windowsでバックアップをとります。

Rawごとイメージでのバックアップとなりますので、DOSしかインストールされてない、実使用サイズが10数MBしかない状態でも毎回CFのサイズ全量になります。

また、インストール時にFAT16でフォーマットされたCFですが、もっと低層な部分でPC/AT互換機(現行WindowsPC)と構造が異なるため、メモリカードリーダに挿しただけでは中身を読めません。

それ故、標準のファイルコピーはもちろん、PC/AT基準で作られたバックアップソフトは使えません(使えるものがあれば教えてください)。

MS-DOSではPC-98でPC/ATを、PC/ATではPC-98のフォーマットを読ませるデバイスドライバのようなものがあるのですが、WindowsNT系のものは数日ぐぐった程度では見当たりませんでしたので素直に諦めます。


DD for Windowsでとったバックアップ(*.ddi)はDisk Explorerで「FAT」に限り編集可能です(FAT32は読み込みだけ)。

手慣れたWindowsのテキストエディタでCONFIG.SYSやAUTOEXEC.BAT、ファイラー(WDを使うことにしました)のカスタム定義を編集したり、実機でありがちな「アーカイブをそのまま展開しすぎて実用上不要なドキュメントやソースコードだらけ」にならないよう事前に操作性や視認性の良いWindows上で実機向けのディレクトリ/ファイル構成を事前に構築→実機に移し替えも楽々できます。


DD for Windows→エミュレータ用変換→エミュレータで色々いじる→実機用に戻す→DD for WindowsでCFに書き戻す なんてことも可能です。

この辺りに関しては別トピックで扱います。


4.ハプニング発生


と、あっさり終わってしまい結構拍子抜けしたところでやはりハプニング発生。


ハプニングその1 CFのモードがおかしくなった

USBメモリを取り外す感覚で、タスクトレイから「取り外し」をやったら、どうやらCF(133Xの1GBの方)のモードが「リムーバブル」になった模様。

98に挿して電源ONしても起動せず、バックアップからリストアしても戻りません。

1からインストールしても再起動後やっぱダメ。

なんと届いた翌日にCF1枚パーにしてしまいいきなり予備が無くなってしまいました。

とりあえずCxにおける540MBの壁は嘘っぱちだったことは分かったので、次の壁の4GB(こちらは間違いなさそう)まで行こうかと思いましたがCFの書き戻しに時間かかるのもイヤなので2GBにしました。今度は別メーカーで更に安いグリーンハウスの2GBで、壊したトランセンドの1GBに29円足した値段(1,744円)です。このくらいの金額ならダメだったとしてもまぁあまり痛くないので・・・。ついでにデータシートが公開されていて、オレの考えが正しければ確実に動く(ネット上での実績は皆無)と思ったトランセンドの産業用CF1GB(TS1GCF220I)も購入しました。ちょっと高かった(4,305円)けど後々これが効いてきました。


ハプニングその2 やっぱりおかしいFDD1

MS-DOSのインストールまでしっかりやってくれたので安心していたのですが、上記のハプニング後何度かインストールを試みているうちに、清掃前に出たIOエラーが出ました。

そしてBドライブからインストールしたら、IOエラーが出たディスクで読み取りエラーが発生しました。

FDのシャッターを開けると、ディスク表面に同心円を描くように細かい傷が沢山できていました。

で、別のディスク何枚かを事前に傷を確認してからAドライブに入れて再度ためしたところ、また同じような傷が出来上がっており、AドライブのFDDは単にディスクに傷をつける装置になっておりました。

FDDを修理できるだけの実力はないのでパーツ交換を決意します。


ハプニングその3 メモリカードリーダのピン折れ

このときほどAmazonのレビューを読んでおけば良かったと後悔したことはありませんでした。

CFカードが両側のガイドレールにおさまる前からカードがピンに触れてしまえるほど、リーダーのスロットが浅く、かなり慎重に扱わないとピンを斜め方向につついたまま押し込めてしまえる構造でした。しかもピンそのものもかなり柔らかいようで、ピンを折ったまま挿し込んでもほとんど抵抗がありませんでした。

で、そういうことはレビューにきっちり書かれておりました。


4.内蔵電池の状態確認

1GBのCFやFDDが1つ壊れたくらいならまだ環境構築もできるのですが、アプリケーションを何1つ実機に持っていけない(FDでやれば出来るけど・・・)のではお手上げです。


この局面でできることとして、内蔵電池(充電式ボタン型電池)の正常性の確認をしてみました。

通電自体は20時間以上経過していたので、まともなら1時間くらいは大丈夫なはずです。

日付を変えてから電源コードを抜いて20分ほど放置し、再度電源投入したら思いっきり日付が狂っていました。電池も交換しないとダメなようです。


本当ははんだ付けはなるべくならやりたくなかった(苦手なので)のですが、近日秋葉原方面に行く用事もあることから、御徒町の 鈴商 で買うことにしました。こちらは450円です。


後日、ヤフオクにて結線済みの新品が1800円で売っているのを見かけました。

単純に原価比較だけなら電池4つ買えてしまう値段ですが、手間や道具買うこと考えたらあまり高い値付けではないと思います。

作業前に知ってたら買ってました。


ちなみに取り外しただけの電池とか電池単品で同様の値付けしてる出品もありますが、くれぐれもこちらは買わないようにしてください。

前者は電池自体が怪しく、後者は価値そのものが私が買ってきただけの状態と同じ数百円のものですので単なるぼったくりです。

あと新品といいながら電池を覆うカバーがオリジナルの物も要注意です。

線&カバー付きのものは部材屋には卸していない商品ですので、一般人が新品を入手できる機会はほぼありません。機器メーカーからの横流し品か中古品のいずれかですが、前者ならそれなりに数量があるはずですから、数量1での出品の場合、まずは中古を疑ってみてください。

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