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day 2 電源修理~その他

なにはともあれ、まずは電源修理です。

ヤフオクで定期的に修理依頼を受けている方がおられますのでお願いしました。


6月5日に電源を発送し、6月8日にはもう修理されて手元に戻ってきました。

爆速過ぎて毛が生えます(発毛には個人差があります)。

しかも超お安い。いやマジ、某ショップでキット購入して自分でやるより安い。

ついでなのでT2トランスの交換もお願いしました。


その際、色々伺うこともできたのですが、一番ショックだったのが、例の爆発しそうなコンデンサ。

記事戻るのも面倒くさいサイトなんで再掲します。

この赤枠で囲った部分に注目。見事に付ける向きが逆です。

依頼先に指摘されて見たら一目瞭然。

ほんとこんなんでよくデモ一周動かせたものだ・・・。

さっさと通電やめといて正解でした。

戻ってきたらこのとおり。


全体像はこんな感じで、抵抗の多くも新しいものにすげ替わっておりました。

上が修理前、下が修理後。

とりあえずこれで「一切操作はできないけど」ちゃんと動かせるようになりました。


さて、修理に出している間、秋葉原やヤフオクでまだまだ不足するアイテムの入手です。

6/7、秋葉原BEEPのTwitterを見るとレトロPCのキーボードをいくつか入手した模様。

変換番長もついでにゲットしたいので行ってきました。

週に2度も行くような店じゃないのですが・・・。


まずはキーボードを見ます。閉店1時間前に行きましたが残り1個だけで、黒&白ロゴでEXPERT以前タイプのようです。足が弱まってるとのことですが別にそこは気にならず・・・。ただ、値段が・・・17,800円+税。ちょっとこれは高過ぎです。PS/2変換でも買って我慢しろとでも言わんばかりです。まぁ実用面ではそれで全然良いんですけどね。

とはいえヤフオクでPRO用のキーボードが現在3つ出ており、恐らくそちらの方が色々込みでもずっと安く入手できそうなので変換含めてここで買うのはやめ、変換番長だけ買って帰りました。

買ってから思い出しました。ヤフオクで製作元から買えば税送料なしだということ・・・。

電車代(今回は地下鉄で行きました)190円に安くない消費税がかかり、予定よりちょっとお金かかってしまいました。収支表は最後に書きます。


さて、キーボードは上記のとおり、ヤフオクで3点出ていました。

この時代のキーボードはメカニカルで、今時のPC用キーボードよりも圧倒的に「水に弱い」ので壊れている可能性は否定できませんが、そういう異常な状態にでも晒さない限りはそうそう壊れるものではありません。

3つ見た中で私が狙ったのは、金ロゴ(ProII)のもので終了が一番早い奴でした。

見たところ特定キー(スペースやEnterなどの使用頻度の高いキー)のキートップのテカりがほとんどなく使用頻度はかなり低そうで、キー欠けもありません。

Pro用とはいえ金ロゴですのでXVIとのマッチングも違和感ありません。

違和感あってもパイオニアロゴだとそれはそれでレア感があって面白そうではありますが。

他の2つは、「白ロゴ」「キー欠けあり」「競り上がりやすい業者による出品」といった点で狙いのものよりは劣っております。まぁキー欠けは最近のキーボード自作ブームもあってキートップの入手性は(同一性はともかく)悪くないので欠点と言えるほど欠点ではありませんが(ただしスイッチ取り付け部分の加工は必要)。

予算上限は13kで、結果は11.5k(税送料込12,428)でゲット。競り上がりやすい業者による出品でしたが、つい先日15k超えていたのでまずは「そこそこいい値段で」確保できたことに安堵。

(ちなみにキー欠けありの白ロゴは7.5k(+税なし、送料あり)でしたのでちょっと焦ったかな?という気に少しなりました(笑)


そして6/8、ヤフオクや通販で頼んでいたものが次々届きます。

SCSIケーブルにマウス、そしてゲーム2本・・・。

そうだよ買っちまったんだよ。

出たツイはどうせFD壊れてるだろうから動作確認するまでもなく買い直すつもりでいましたが、ドラキュラは別に欲しくなかったんです。いや欲しいんですけど、プレミア価格出してまで買うつもりなかったんです。

どちらも遊べればそれで良かったのでディスク単品のもので良く(特に出たな!はパッケージもマニュアルもあるし)、こんなちゃんとした物までは必要なかったのです。

まぁ出たな!は思い入れもあるし大好きなのでいいとして、問題はドラキュラ。X68kユーザーとしては一度はプレイしないといけないと言われるほどの凄まじい作り込みと楽曲の出来の良さは知っているのですが、「まぁそのうち」くらいには考えてはいたものの、高い金出してまで何がなんでもとまでは思っておらず・・・。

いやね、完品だとヤフオクで毎度すごい値段がつくし、どうせすぐ上がるだろうといたずら気分で終了間際に1回レイズしたらそのまま落ちてしまったという。

ほんと、欲しかった人ごめんなさい。


さて、電源だけは本日最後のお届けなので、それまでに出来ることだけやっておきます。

CFは98で使おうと思っていたけど運用上色々面倒だったこいつをとりあえず仮で使うことに。

といっても変換番長を繋げるだけなのですが、内蔵用マウンタが無いのでまずは色々採寸し、Excelのシェイプを「cm」寸法でサイズ調整し、マウンタの設計図を作成します。

ご存知の方はご存知かと思いますが、0.1m単位の平面図ならExcelでも一応作成できるんですよ。

倍率100%で印刷すればほぼそのままの寸法で印刷されます。

まぁあまり複雑なのはやめた方が良いとは思いますが(MS製品ならVisio使うとか)。


上の写真ではターミネーターを挿してますが、実は挿さなくても良いので撮影後全部抜きました。

抜いたところで他への使い道も無いのですが一応。


そしてとりあえず仮ではありますがSCSIケーブルを本体付属の物と置き換えて変換番長を繋ぎますが、SCSIケーブルの50pin側(デバイス側)に対し、一本にょろっと飛び出た線があります。

SCSIケーブルの添付ドキュメントによると、デバイス側のLEDのカソード側に付けてねと書かれてます。

ふむ・・・。で?どこに付ければいいんだよおおおお。

変換番長のどこにもそんなもの刺さりそうな箇所(ピン)が見当たりません。

そしてググって知る。半田付け要でした。

矢印の先がSCSIケーブル(コネクタ)側です。写真では2本線を挿していますが、将来的な何か用です。

ピン先は隠してあります。


さて、CFですが、変換名人(98の内蔵IDEに接続するIDE/CFコンバータ)と異なり、変換番長の場合、X68000はCFに直接アクセスしません。変換番長側でCFへの読み書きを制御し、X68000は変換番長にだけ読み書きの命令を出します。

CFの中にあるディスクイメージファイルを1ファイル単位ごとに変換番長側で仮想物理ディスクとしてマウントするため、CFに書き込まれている情報が何かとか容量がいくつかだとかはホストPCからは一切見えません(変換番長に対して直接何か出来るユーティリティでも開発すれば別でしょうけど)。

判りづらいですね。

変換名人の場合はCFそのものをハードディスクとして取り扱うため、CFのサイズ=98から見えるHDDのサイズですが、変換番長の場合はCFの中にあるディスクイメージだけ興味があってそれを入れてるCFについては殆ど興味が無いと言えばわかりやすいでしょうか。

使用するCFについても変換名人の場合はホストPCの制限に依存し、変換番長の場合は変換番長そのものの制限の影響をうけます。

変換名人の場合は各種ディスク操作系のコマンドやアプリケーションを使えばCFのフォーマットやパーティションの追加/削除ができますが、変換番長の場合、CFそのもののフォーマットやパーティション操作は一切できず、変換番長で認識したディスクイメージの中だけを操作できます。

つまり、変換番長を使う場合は事前に別のPCでCFのフォーマット及びディスクイメージの作成が必要になります。

ディスクイメージ自体の中身はカラでも問題ありません(カラだとホストPCからは新品のHDDが接続されていると認識されるので、使用する場合はそこからパーティションの作成やフォーマット、OSのインストール等を行えます)。

では変換番長の添付マニュアルに書かれていることを補完する感じで使い始めるまでの準備だけを順を追って説明します。


(1)CF(変換アダプタ経由のSDカード)をフォーマットする

変換番長のマニュアルには「Windows7/8/10でFAT32」でフォーマットするとだけ書かれています。

が、公式サイトトラブルシューティングには「必ずWindows10で」とされています。

私の環境もWindows10(Professional 64bit)ですが、そこからFAT32でフォーマットしてもダメでした。

恐らく新品のCFなら問題ないのでしょうが、一度PC-98のDOS環境で使えるようにしたのが災いしたか、Windowsからは直接見えないRAWな部分でどうもひっかかるようで、Windows10標準搭載のディスク管理系の操作/コマンドは何やってもダメでした。

が、救済策が何もない訳ではなく、「正常に使えたCFのディスクイメージをDD for Windows」で書き込むことで使えるようになります。

約4GBのCF向けとされていますが、1GBや2GBの明らかにサイズの足りないCFに対してDDして、その後Windows10のExplorer上からFAT32でフォーマットすることで元のCFのサイズに戻り、かつ、変換番長でも使えるようになりますので、98のIDEディスクがわりに使っていたCFを流用される場合はこちらを試してみるのも良いかもしれません。

責任は持てませんが、変な属性ついてしまって98で使えなくなったCFもサイズ違いの98用ディスクイメージ(CFのバックアップ)から復元→98上でフォーマットしてやることで再度使えるようになりましたので、安いCFで試されてみてはいかがでしょうか。

イメージファイルはこちら


(2)実機で使用するHDDイメージを作成する

実機上からOSをインストールする場合でも避けられないのがカラのディスクイメージの作成です。

各種インストールを実機から行う場合は公式サイトにカライメージ作成ツールがありますのでそちらを利用してください。

エミュレータでとりあえず動く環境作ってから実機に持っていきたい場合はエミュレータでも作成できます。

ページ中ほどの「カートに入れる」が並んだ箇所の少し上にある「イメージファイル作成ツール」からダウンロードできます。

必ず「SCSI」で作成しましょう。また、1台目(SCSI0)で割り当てるHDDのイメージについては、1GB未満にしておくとトラブルが抑えられます。2台目以降は2GBとかでも今のところ問題なさそうです。

昔のエミュでSASIイメージで作られたものしかない場合は、一旦XM6GでSCSIイメージを作成し、同じくエミュ上でフォーマット/OSインストールまでやってから、DiskExplorerでSASIイメージからコピーしてやりましょう。


(3)ディスクイメージファイルをリネームする

ディスクイメージのファイル名は以下の法則に従ってリネームします。

テキトーな識別名[SCSIx].拡張子(x=SCSI ID。0 から6の1桁の数字)

公式には0から7(8台分相当)とありますが、実際は上限7台ですので0から6までで区切っておいた方が無難かと思います。

例)1GBのHDDにSX-Windows3.1のシステムディスクを1台目として使う場合

  SXWin3.1_1GB_[SCSI0].hds

ファイル名はSCSI搭載のX68000で使う場合は「SCSIx」の部分だけで問題ありません。

そんなものあったような無かったような記憶だけですが、SCSIドングル使ったソフトを起動させる場合は他のオプションも使うといいかもしれません(X68000にはないはず)。


(4)ディスクイメージファイルをCFにコピーする

CFのルートフォルダにコピーします。

なおディレクトリを作成してもその中は一切認識しませんので、例えば

¥PC98x1

 |PC98_2GB_[SCSI0].hdi

 |PC98_540M_[SCSI1].hdi

¥X680x0

 |X68K_1GB_[SCSI0].hds 

 |X68K_40MB_[SCSI1].hds


上記の構成では電源ON時には「HDDイメージがない」とみなされます。


みたいな感じで複数機種分のディレクトリを作成しておけば、CF1枚で複数機種分のイメージを持たせておいて、使用前にCF内のファイル操作だけで別機種用のCFに早変わりとかできます。

が、98はIDE、X68はSCSIみたいな運用の自分にはあまり利点はなさそうです。

CF1枚だけ持って今日はX68ユーザのA君の家、明日はPC-98ユーザのB君の家でレトロPC行脚するとかでもなければあまり使い道もなさそうです。CF自体がバックアップメディアとしてちょっとどうかというアイテムですし。

ファイルの移動だけはPCのストレージからコピーするよりは速いので「短時間で切り替えて使う」分には良いかもしれません。


(5)CFを抜いて変換番長に挿して電源ON

タイトルのまんまです。特に注意するような点もございません。


これを書いている時点ではキーボードが無いのでメモリも増設してあるものの機械的にはまだ2MBのままで、時計も大昔をさしたままです。

AUTOEXECにDATEでも仕込んでおけば良かったかも。

まぁとりあえず起動成功です。

X68000にはソフトウェアキーボードが内蔵されているのですが、物理的にマウスしか入力デバイスが無いとどうしようもないので今回はここまでです。


さて、気になる収支表です。ヤフオクや通販の送料については商品代金に含んでいます。


送料、交通費 予   0 実 657 差-308

メモリ6MB 予15,000 実14,904 差+96

マウス    予10,000 実 9,700 差+300

SCSIケーブル 予 6,800 実2,700 差+4,100

MIDIケーブル 予     0 実3,750 差-3,750

電源リペア 予11,000 実11,080 差-80

キーボード 予15,000 実13,128 差+1,872

変換番長PRO 予16,800 実18,144 差-1,344

-----------------------------------------------------------------

合計    予74,600 実74,063 差+537

ジョイパッド 予 2,000

MIDIボード 予14,000

サイバースティック 予8,000

CFSD変換カード 予2,000

Wi-Fi内蔵SD 予5,000

----------------------------------------

合計    予31,000


と、今のところ予定内でおさまっていますが、ゲーム2本で2万ちょい使ってしまったので実はもう予算がカツカツです。それなのにジョイパッドはUSBのものをArduinoを通じてATARI9ピンに変換させて使おうかとか余計に金かかることを考え始めました。

本体の税送料込み約8万もあるのでゲームもあわせれば既に17万超えてますし、お金使うネタは今月はそろそろ封印ですな。まだ10日も経過してないのに。

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