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外観整備とその他

Twitterより細かく書きます。


1.リセット&電源ボタン

コレを使いました。

写真はバネを入れない状態での並足で、2mmほどヘコんでいます。

天板と実際のボタンとの距離がこのくらい、と考えてもらって良いかと思います。

バネ無しで運用する場合や標準のボタン形状をまんま真似るなら並足で良いのですが、バネ入れてなおかつ飛び出し防止に細かい工作をしたくない場合、足長の方が加工が楽です。

なぜなら、「ちょっと無理に押し込んで先端曲げるだけ」で済むからです。

基板についてる実ボタンを傷つけないよう、先端にビニルテープでも貼っておくと良いでしょう。

一応寸法は、直径8mm、高さ8.5mm、突起部直径2.5mmで、高さが10.5mmを超えるとボタン穴からボタンが飛び出して見えます。


2.電源ボタン

幅20mm*厚さ3mmののべ板を、上辺8mm、下辺9.5mm、本体側は直角2つの台形になるよう切断し、金物ヤスリやペーパーでバリや角をとっていきます。

本体側は平になれば良いので、角はあまり頑張ってとらなくても良いのですが、指で触れる側だけは適宜自分の指で撫でてみて感触が良くなるまで丹念に磨いてください。

概ね型ができたらあとはコンパウンド何種類か使ってぴっかぴかにします。

自分は写真にあるピカール(固形タイプ)のあと、模型用のタミヤの細目・仕上げ目の順で磨き、コンパウンド入りクロス(銀)で丹念に磨いて水洗いしました。

やり方ご存知でしたらアルマイト加工も良いかと思いますが、ネットで請け負ってるところだと何点かまとめてでないとコスパ低いです。


アルミだけでは電源スイッチを押せませんので、実際のスイッチとアルミを繋げるジョイントも作成します。

プラ板(2はL字アングルがベスト)で4個(2は2つ)のパーツを作ってアロンアルファでガッチリ固めます。

3の位置は要注意ですが、押し込んだ際に何かに触れさえしなければ問題ありません。


ジョイントをスイッチにはめ込んだ状態でX68000を組み上げてください。

最後にアルミを本体の電源スイッチの穴から差し込むのですが、私はアルミのスイッチ側の部分に塗装下地ラッカーを塗り、その上にアクリル接着用両面シートを接着し、ジョイントに貼り付けました。

スイッチ穴にあまり余裕が無く、かなりの工作精度(0.25mm以下)が要求されるため、組む前にアルミを取り付けてしまうと引っ掛かりやすくなることから、最後の取り付けをおすすめします。


3.プラスチック部

ピカールだと強すぎるので模型用で。プラ部分を全部磨くとなると本体完全にバラさないといけないのがなかなか面倒です。


4.コネクタ部

コネクタ内部にコンパウンドが入らないように注意してください。

新品のコネクタを付け直すのも有りです。

FG端子(?)のネジは外すのに溶剤が必要ですので、取り換えずに済ますならコンパウンドで地道に目に沿って磨き続けてください。


5.ロゴの銀色化

サンポールめっきで検索してください。

素材は亜鉛とニッケルを使いました。左が亜鉛で右がニッケル。

写真を見るとニッケルの方がいい感じですが、ニッケルの方が若干色がついてるように見えるので、今回は亜鉛ベースでめっき液を作り、その液で実際にロゴに電解めっきをかけました。

なお、ロゴに通電しないといけないので、ロゴ裏を丹念に磨き金属(銅)を露出させ、テキトーな電線にはんだ付けしました。

めっきされる側は「ちょっと揺すって外れない」程度で良いのであまり丁寧にはんだづけする必要はありません。


ロゴの文字表面以外がめっきされないよう、下地用ラッカーを塗り、文字表面だけを丁寧に削ります。

なお私は今回ニッケルを追いめっきしたのですが、その際、このマスクを雑にしたせいで文字の輪郭のシャープさが失われてしまいました。

追いめっきの際も面倒ですが再度ラッカーでマスクするようにしてください。


6.その他

SX-68M2(システムサコム製MIDIボード)のスロットカバーは金属(鉄)の色がまんま出ており、一応表面のさび止め処理がなされておりますがX68000の色と大きく異なるため黒ラッカーで塗りつぶしました。実はチタンブラックぽくしたくて薄く塗って銀色でペイントを繰り返してみましたがうまくいきませんでした。

また、SX-68M2はMIDIポートのコネクタが楽器や他機種のコネクタ(DIN-9)とことなり小型のMini DIN9ピンです。Mini DIN-9メスをDIN-9メスに変換するケーブルは事前に購入してあったのですが、SX-68M2のスロットカバーを突破できません。

仕方ないのでケーブルの被覆を5mmほど削りました。


あとは前回も書きましたが、その辺の家電量販店で買える3mmのドライバレスで指先で取り外せるネジをスロットカバー用に、黒化した銅製の3.5mmの小ネジでそれ以外の背面のネジから置き換えました。


ロゴがつぶれ気味になった以外は概ね満足。

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